文化講座『刺繍が伝える仏様』に参加して


今回の講座では女性あこがれの
着物の刺繍のルーツについてお話しいただいた。


古来の仏様の法衣にほどこされ
た刺繍について、糸の撚りの違いなどを羅の織り方や京繍で再現された実物を参加者一人ひとり手にとって拝見させていただき、能衣裳や平安時代の女人の着物など、資料をもとに説明してくださった。
 

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会場には京都から持参くださっ
た京繍を一針一縫いされた数十点の能衣裳や訪問着と帯が併せて展示されており、その刺繍の素晴らしさに魅せられてしまった。


講師の奥様もお出かけくださ
り、二人三脚で伝統ある京繍を後世に受け継がれようとされておられるお姿に感動させられた講座でした
 
(岩脇孝子記「全佛婦」2012年 新年号NO・110より転載)


 

運営スタッフ文化講座レポート2012-02-01 18:05:18

第61回 山陰古寺巡りのたびに参加して

この度の「古寺巡りの旅」は、十月三十一日羽田空港を十時三十五分離陸し、順調に飛行をして鳥取空港へ、空港より一畑観光バスで一路「三佛寺」様へ向かいました。途中県道にある「投入堂逍拝所」で遠く山の中腹にある投入堂をお参りしました。

 

このお堂は、誰がどのようにして建立したのかは、未だ不明で謎に包まれており、日本一危険な国宝との事です。三佛寺様では会員でもある奥様が、県道まで私たちを出迎えお寺へご案内して頂きました。

米田ご住職様から三佛寺のご説明又心のこもったご接待をして頂き、次に本堂へお詣りに参りました。途中石段を上がったところの「宝物館」前では前日「柴護摩」法要が行われたとの事で、跡が残っておりました。その周りには色々な表情をした石仏が数多くご住職様に似ているような石像もありました。手作りの「水琴窟」の音を聞きながら本堂へ上がり内陣には葵の御紋のつた立派な宮殿にご本尊様がお祀りされており、その本尊様からご縁を結ぶ五色の糸が外陣に下がり、それに触れ思いを念じお詣りをしました。

 

三佛寺様は岩山や急勾配を利用して数多くの堂宇が建てられています。ここから「投入堂」へは大変危険なためお詣りする人は草履に履き替えて登らなければならないとの事でした。この広い境内を維持管理は大変で有ろうと感じました。

お詣りを終えて古き良き温泉街の佇まいの三朝温泉の宿に入りました。ご住職様には夜は宿で「文化講座」を御願いし、ユーモア溢れる講演を堪能することができました。

温泉につかり開放感と温泉効果でユックリと
休むことが出来ました。

 

二日目、天候に恵まれ「大山寺」様に向かう、木々も紅葉がはじまり、大山もスッキリと美しい姿を見せて、私たちを迎えてくれた。

前日米田ご住職のお計らいで「大山寺」様の塔頭の非公開になっている「阿弥陀堂」を拝観することが出来ました。木造阿弥陀如来座像は丈六佛。光背も大変珍しく大日如来を中央に左右五体の飛天が配置されて、昔の豊かな経済力が伺われ、金箔の状態も良く大切に保存されている事を物語っていました。

「大山寺」様では本堂で、ご住職様がお待ちなっておられ、大変珍しい「地蔵菩薩」様をお詣りさせて頂きました。

仏様をお詣りするたびに、この「佛婦研修旅行」の有り難さを痛感いたします。

 

名残尽きませんが「大山寺」を後に白漆喰壁に焼杉の腰板、小さな石橋が随所に架かる倉吉を通って昼食は米子でフランス料理を頂き、次に「足立美術館」を見学、美しい庭園・横山大観の絵などを拝見し又、違った勉強をして、「寿立庵」では松江ならではのお茶を一服いただき静かな一時を楽しみました。

次にあじさいの名所であり松平家菩提寺の「月照寺」様へは夕方になってしまいましたが、「電電の碑」「松平家代々のお墓」松江の人々に豊かな文化を遺された「不味公のお墓」等をお詣りして二泊目には美肌の湯で有名な「玉造温泉」へ向かいました。途中暮れなずむ「宍道湖」の夕映えは印象的でした。

 

三日目は、この地方で紅葉の名所で有ります「鰐淵寺」様に参りました。紅葉は少し早かったのですが、「四季桜」が満開で私たちを迎えてくれました。石段を登り本堂へ向かい、お詣りさせて頂きました。ご本尊様は「薬師如来」様と「千手観音菩薩」様で両本尊様はあまり見かけません、これも古い因縁によるものだと伺いました。ここも、広い境内で維持管理するのは大変であろうと感じました。次はいよいよ「出雲大社」様です。

松並木の参道は風格にとむ古木。銅製の鳥居・注連縄のスケールの大きさに目を見張りました。現在は「平成の大遷宮」の最中で仮殿での正式参拝を致しました。その後、特別に工事中の大屋根の所までご案内下さって、色々と説明を聞かせて頂き、屋根の優美な曲線、その大きさ、細かい工程・先人から受け継がれている技術工法等関心の連続です。

六十年に一度の遷宮工事に出会え、お詣り出来たのもご縁があったものと幸せに思いました。昼食には「割子そば」を頂いて、最後に「一畑寺」様へ参りました。帰りの飛行機の関係でユックリとお詣りが出来ずご本尊様へ「ご真言」をお唱えして帰路につくことになり残念でした。

 

出雲空港を十六時二十分に離陸羽田空港に着陸しました。全員無事に帰京出来たのも仏様のご加護の賜と感謝致し「古寺巡りの旅」は有意義に終了致しました。細かい所まで気配りいただき、楽しい旅が出来ました事はお参りさせて頂いたご寺院様」・出雲大社様はじめ理事長様・事務局様・近畿日本ツーリストの山崎様・ご一緒させて頂いた皆様方・お留守居の方々のお陰と心より御礼申し上げます。

本当に有り難う御座いました。

合掌

鈴木トヨ子

 

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運営スタッフ文化講座レポート2011-12-08 12:13:40

第60回文化講座「ささら語り」

 第60回講座は9月14日、五説経伝承者よこやま光子姉を演者にお迎えし「五説教ささら語り『さんせう太夫』」の演題で説経節を語っていただきました。

 


 今回は、「五説経ささら語り」という演題に興味を持たれたのか、50名を超す大勢の聴講者が参加下さった。
 演者は五説経伝承の第一人者で、ささら(竹や細い木などを束ねて作られた鳴り物)を使って五説経の一つ「さんせう太夫」を語っていただいた。ほかにも「しのだ妻」「をぐり」「かるかや」「しんとく丸」の演目があり、合わせて五説経という。
 
 作家水上勉氏から「今の世にも説経を語ってほしい」との願いを託され、2002年に水上勉訳、横山光子脚色で「五説経」を出版して以来、各地を廻っておられる。
 説経とは中世に芸能化した語り物のことで、話芸、語り芸のルーツともいわれている。
 
 本日演じて下さった安寿とつし王(厨子王)の物語「さんせう太夫」は、やさしくせつない語り、荒々しい太夫等の声色、ささらの音とがあいまって、心の奥深くに
までじんとしみこみ、すばらしい語りに一同静かに聴き入っていた。
 
 はじめて五説経ささら語りを聴くことができ、有意義な講座となった。機会があれば他の語りもお聴きしたいと思った。
(岩脇孝子記 「全仏婦」2011年 秋季号NO・109より転載)

運営スタッフ文化講座レポート2011-11-09 10:47:05

「花の種運動」「東日本大震災」募金活動報告


4月8日(金)、9日(土)、10日(日)に谷中墓地、天王寺境内において、花を育てて思いやりの心を養ってもらおうと花の種をできるだけ多くの方に配布する、私たちの事業の一環である「花の種運動」を展開、約4000袋の種を道行く人々に手渡し、東日本大震災の救援募金も行った。
多くの方々が様々な形で或いはいろいろな場所での募金に幾度も協力しているそうだ。にも拘らず快く応じていただいた。それだけ今回の被災者の方々への想いが強いのだろう。
同時にこの3日間、当連盟が文化講座を開催している天王寺上善堂で、天台宗東京教区の青年僧の有志が交代で、午前10時から5時まで、最終日には6時まで延長し犠牲者の慰霊のために途切れることなく読経を厳修した。お花見で訪れた道行く人々、約3000人がお焼香をし、犠牲者の方々を悼んだ。

4月8日(金)、9日(土)、10日(日)に谷中墓地、天王寺境内において、花を育てて思いやりの心を養ってもらおうと「花の種」をできるだけ多くの方に配布する、私たちの事業の一環である「花の種運動」を展開、約4000袋の種を道行く人々に手渡し、同時に東日本大震災の救援募金も行った。


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多くの方々が様々な形で或いはいろいろな場所での募金に幾度も協力しているそうだ。にも拘らず快く応じていただいた。それだけ今回の被災者の方々への想いが強いのだろう。
 

同時にこの3日間、当連盟が文化講座を開催している天王寺上善堂で、天台宗東京教区の青年僧の有志が交代で、午前10時から5時まで、最終日には6時まで延長し犠牲者の慰霊のために途切れることなく読経を厳修した。
 

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お花見で訪れた道行く人々、約3000人がお焼香をし、犠牲者の方々を悼んだ。お位牌の前の募金箱に約30万円、そして私たち境内に備えた募金箱にもほぼ同額30万円の善意が寄せられた。

 

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同時に「まけないぞう」を販売。現在被災地各所で「まけないぞう」の作り方を教えたり、救援活動を展開している被災地NGO協働センターの活動の支援資金として、その売上金等10万円と「まけないぞう」の材料となるタオルを送った。
 

報道によると驚くほどの救援金が集まっているという。ただそれらがまだ被災者の手元に届くのが滞っていると聞く。できるだけ早く役にたてることを心から祈る。

そしてこれからの永い、ながい復興への道のり、そのために更なる支援を続けていくことを誓いたい。



第1回募金状況
 

街頭募金(谷中)  302.563円

会員・その他   1.722.500円

合 計      2.025.063円  (4月10日現在)
 


今後とも、ご協力をお願いいたします。

 

 

運営スタッフ活動報告2011-04-23 15:29:44

インド紀行文 その4


2月16日(水)
 

聖地ラジギールに車で向かう。


ナーランダ大学跡に行く。13世紀に侵攻の激しさを増してきたイスラム教により仏教やヒンドウー教の寺院や施設が破壊され、土に埋もれた。イギリスがインドを植民地化した際に、これらの遺跡の多くがイギリス人の手により発掘された。その最たるものがこのナーランダ大学跡である。

まだまだ発掘の余地っていると、大勢の僧侶や学者たちの学び瞑想をしている姿が目に浮かぶ。是非一度は訪ねて欲しい史跡である。

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有名な竹林精舎は観光化され、正直がっかりしてしまった。三年前はまだこの様ではなかったのだが。天気模様が怪しくなってきたので、明朝に見学をする予定の聖地霊鷲山を夕方参拝する。

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山頂には怪しげな僧侶風の男がいて、ちょっと興醒めであるが、ここにもタイの団体参拝の一行が熱心にお参りをしている。私たちも般若心経を一巻お唱えする。私たちの中に腰を痛めている人がいたのだが、往復を籠で行ける。山の端に沈まんとする夕日が素晴らしかった。
 


下山後、ヒンドウー教信者の温泉沐浴の場に向かう。長い階段の一番上段にバラモンの沐浴場があり、中段にその流れた湯で沐浴をする場、おそらくヴァイシャ、平民と翻訳されている人々のためのものがあり、そして最後の一番下の沐浴場ではシュードラ(支配されている人々)の子供たちが楽しそうに水遊びをしており、女性が洗濯をしている。何とも理解しがたい光景であるが、恐らく何の疑いも無く、この状態を自然に受け止めているのだろう。

 

明日からはただひたすら成田に向けての移動である。ホテルでインドの最後の夜を参加者の感想を聞きながら過ごす。
 

皆、インド旅行の感想は想いが深く、文書にゆっくりとしたためますとのことで、感想文を期待する。そして初めてのインドとよく知らない人との旅行に若干不安を抱きながらの参加であったが、直ぐに打ち解け、食べて笑っての楽しい時間であったと言って貰えたのが、企画した私たちにとって嬉しい感想であった。


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2月17日(木)
 

早朝に雨が降ったため、パトナ空港までの道路が大渋滞になってしまった。飛行機に間に合わないといけないと、国道の路肩を走る。そこも渋滞。運転手は反対側の車線を逆走し始める。目の前にトラックが迫る……。何とか空港に時間通り着いた。そして、飛行機を五時間待つ。
 

お疲れ様でした!

 

運営スタッフ活動報告2011-03-22 14:29:59